私が毎日やっている滑舌訓練を紹介します。
1.舌の筋肉を鍛える
舌を口の中で歯の表面をなぞるように右に10回、左に10回まわす。
2.口の周りの筋肉を鍛える
喉の奥を開けて 『あ』 強く横に引いて 『い』 唇を突き出して 『う』 舌をベーッと出して 『え』
これを1セットとして声に出して10回繰り返す。
上の 『い』 と 『う』 を声を出さずに形だけを交互にゆっくり繰り返しだんだん早くしていく。
疲れてきたら口の周りを軽く手で押さえてほぐし3回ほど繰り返す。
3.『外郎売』を滑舌を意識しながら正確に云う。早口でなくとも良いが正確かつ早口で言えれば尚良い。
※「外郎売」の口上は検索すると出てきます。
4.『あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ』を1セットとしてワ行までいう。
濁音(がぎぐげご、ざじずぜぞ、だぢづでど、ばびぶべぼ)、半濁音(ぱぴぷぺぽ)も入れると尚良い。
5.北原白秋 『あめんぼの歌』
※ア行からワ行まで順番になっているので練習にとても良いです。
水馬(あめんぼ)赤いなあいうえお 浮藻に小蝦(こえび)も泳いでる
柿の木栗の木かきくけこ 啄木鳥(きつつき)こつこつ枯れ欅(けやき)
大角豆(ささげ)に酢をかけさしすせそ その魚(うお)浅瀬で刺しました
立ちましょ喇叭(らっぱ)でたちつてと トテトテタッタと飛び立った
蛞蝓(なめくじ)のろのろなにぬねの 納戸にぬめってなにねばる
鳩ポッポほろほろはひふへほ 日向のお部屋にゃ笛を吹く
蝸牛(まいまい)ネジ巻まみむめも 梅の実落ちても見もしまい
焼栗ゆで栗やいゆえよ 山田に灯(ひ)のつくよいの家
雷鳥寒かろらりるれろ 蓮花(れんげ)が咲いたら瑠璃の鳥
わいわいわっしょいわゐうゑを 植木屋井戸換へ(いどがえ)お祭りだ
6.『あえいうえおあお おあおえういえあ あいうえお』を1セットとしてワ行までいう。
濁音(がぎぐげご、ざじずぜぞ、だぢづでど、ばびぶべぼ)、半濁音(ぱぴぷぺぽ)も入れると尚良い。