はじめてなのでどんなことをするのかわからなかったのですが、
とりあえずテキストブックは持って体操する気満々で臨んだら、
体操はまったくせず(笑)、しかしとても実のある2時間になりました。
「指導士」ですから、2級受かってるわけですから、
皆さんはもう体操は正しくできてるという認識で…と先生。
え!?そうなのお???いやいや大丈夫かな?大丈夫じゃないでしょ!
と自問自答しながら、お話を聞きました。
まず「ティーチング」と「コーチング」の話。
「ティーチング」とは、何も知らない人に1から物事をおしえることで、
英語のteachです。
「コーチング」とはcoach。こちらからは何もおしえないこと。
もう既にできている人が悩んで相談してきたら、適切なアドバイスをし、
その人が持っている能力を最大限に引き出せるよう導いてあげること。
だそうです。
深く考えたことなかったけどこの2つの単語にはこんな違いがあったんですね!
つまり、指導するということはこのふたつができないといけないんです!!
関節や筋肉など体のしくみを十分理解したうえで、どの体操が体のどの部分を使い、
どういうふうに効いているかということを伝え、その人に合った練習方法を考える。
形だけをおしえるということから1歩踏み込んだ指導力を身につけるには、
知識、洞察力、コミュニケーション力、人間力…あらゆるものが必要なのだと。
実技では、二人一組になって先生と生徒になり、体操を始める前の体操、
ウォーミングアップをそれぞれ即興で3種類ずつ相手にわかりやすく伝えて
一緒に動くというもので、レベルの高い試験を受けてるみたいでした(笑)
体の疲れよりも頭が沸騰しそうでしたが、知らない世界の入口を見た感じがして、
行って良かったと思います。
自分に向いているか向いていないかは今は考えず、1級が受験できる2年後までに
少しずつ必要なものを身につけていこうと決めました。
体操だけではなく、何にでも広く応用できそうですから。
え!?じゃあ、指導士を育てるために指導士に指導をする先生っていったい…!!!
先生方がキラキラして見えました。ありがとうございました。
ラベル:ラジオ体操